バスケと受験

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今週のお題「好きなスポーツ」

 

好き、というより思い出に残っているスポーツ、それはバスケだ。

中学の体育の授業で、バスケをやった。

友人のパスをうっかり受け損ねて、左手の小指を負傷した。

保健室で応急処置を済ませたが、突き指にしては内出血がひどい。

しかも、思いのほか痛いのである。

 

帰宅し整形外科を受診したところ、骨が折れていた。

意外と重症だ。

しかも次の日は、高校受験であった。

人生初の受験。骨とともに、心も折れるのであった。

 

それにしても、たかが小指、されど小指。

骨折した翌日は、痛みのピークで受験どころではなかった気がする。

左手だったのがせめてもの救いで、答案用紙に記入はできた。

とにかく、解答することに集中していた。

全集中の呼吸、常中である。柱になれそうな気がする。

結果は合格であった。よかった。

精神が相当鍛えられる出来事であった。

 

風邪をひかないようには気を付けていたが、まさか骨折とは予想だにしなかった。

この経験を踏まえ、大事な日の前日には家に引きこもることにしている。

もっとも、自宅にいる間に災害に見舞われたらどうしようもないのだが。

それにしても、小指も意外に役に立っている。

使えなくなって初めて知る、小指のありがたみ。