1億円あっても、不安を感じるのか
ファイナンシャルプランナーをしている人から聞いた話。
80代の女性から、ファイナンシャルプランニングを頼まれたそうな。
そのご婦人、資産1億円ほど持っていたそう。
今流行りの、億り人ね。うらやま。
その割にはつつましやかな生活を送っており、贅沢なども特にしていなかった。
にもかかわらず、不安で不安で仕方ないらしい。
仮にうっかり長生きして110歳まで生きたとしても、年金足して月30万くらい使えるのに?
どこが不安やねん。
高齢者が月30万使うの、結構大変なんじゃないの?と言いたい。
飲食店やら商業施設で、80代以上の高齢者って、ほとんど見かけない。
せいぜい、病院かスーパーで見かけるくらいだわ。
なので、お金を使うとしたら、医療費か食費がメインになるんだろうと思われる。
だとすると、月30万も使いきれんやろ。
後は、高級老人ホームの入居金で必要か。
いずれにしても、あの世にお金は持っていけない。
残しても税金でとられるくらいなら、使ってしまったほうがいいだろうよ。
現役で稼いでいたころには、老後が心配でせっせと貯金。
老後は老後で、資産が目減りするのが不安で使えない。
要は、貯め方と使い方のバランスなんだろうけど、稼いでるうちにこの感覚は鍛えておかないとまずんだろうよ、と考えさせられる話であった。