まな板は、滑らないほうが使いやすい

まな板を買った。  

 今まで使っていたまな板は、サイズが小さかった。

小さいゆえ、切った野菜が場外に次々と転落していくのだ。

誠に効率が悪い。使うたびに、プチストレスが溜まってゆく。

しかも、まな板自体が滑りやすい。

固い物を切るとき、力を入れるとまな板が滑って動いてしまう。

労災がいつ起きても、おかしくない状況だ。

 

それに比べ、新しいまな板は滑り止め付きである。

確かに滑らないので、使いやすい。

渾身の力を込めて野菜を切っても、微動だにしないのだ。

洗いやすいし、水切れもよい。清潔に保てそうだ。

ただ、プラスチック故、包丁で切った時の歯の当たりが固いのが難点か。

 

木製のまな板も、いいなぁとは思う。

包丁の歯が当たる音が、いかにも料理してますって感じがいい。

美味しい味噌汁が出てきそう、そんなイメージが湧いてくる。

しかも削れば、長年愛用できるものもあると聞く。

今流行りのサステナブルとは、まさにこのことだわ。

 

しかし、我が家は湿気が多い。

そのため、木製だと乾きが悪く、カビが生えやすいのだ。

よって、木製は断念した。

サステナブルとは程遠い、我が家であった。