縁日の屋台調べ
今週のお題「自由研究」
お祭りの屋台を調べた自由研究を、思い出した。
毎年地元では、夏になるとお寺でちょっとしたお祭りが開催される。
もちろんメインはお参りなのだが、最寄り駅から寺に続く沿道にずらっと屋台が並ぶ。
その出店の種類と場所を記録する、という研究だった。
今なら、スマホで写真をとればしまいだが、当時はそんな便利なものはない。
なので、ひたすらメモを取るという、地味な作業に徹した。
小学校3年の時であった。
当時は、芸能人の写真が人気だったこともあり、生写真屋が多く出店していた。
好景気であったこともあり、100店近く出店していた。
沿道の両脇に、屋台が並んでいたものだった。
賑わっているな、と子供心に感じるほどだった。
その後、バブル崩壊やらリーマンショックやらで景気が下降した。
景気の下落とともに、屋台の数も激減した。
沿道の両側が片側になり、店と店の間の空きっぷりが目立つようになった。
縁日の屋台は、世相を反映しているのだ。
縁日でわかる経済学、そんなタイトルを今なら付けられそうな気がする。